ダイソンの羽のない扇風機に見る、マーケティングの本質

Posted on 2009-10-19 by admin under Economics, International, Japan, enterprize, marketing.

アメリカの掃除機メーカーであるダイソンが、羽のない扇風機を開発した。

原理的な細かい話は割愛するが、基本的には小さな空気が巻き起こす気圧差を利用し、
モーターによる発生風量を増幅させて風を送る。

商品開発において、既存概念の否定は大きなイノベーションになる可能性を秘めている。

ゼロベースで思考し、また、既存商品を真っ向否定したアイデアを出すことで
魅力ある商品を開発することもある。

ダイソンは掃除機においても、紙パックを必要としない、高出力が持続する掃除機を開発して、
掃除機の既成概念を打ち破った。

同様に今回は扇風機で概念を打ち破ろうとしている。

マーケティングにおけるゼロベース思考は
ユーザー調査を何百回やっても出てこない。

開発者が本質を見極め、ユーザーの欲求本質を極めてこそ、
本当の商品開発となるのだ。

何十年も扇風機や掃除機の開発をやっていた人々は、
これを機に、これまでの思考方法を見直した方がよい。

仮説と検証、そして、既存商品の否定を繰り返し、
頭から汗をかくことこそ、商品開発の本質なのだ。

職務記述書に記載されたことをやってサラリーをもらうサラリーマンには
とうてい出来ない作業だと思う。

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マイケルジャクソン Smooth Criminal / BadのYoutube

Posted on 2009-7-11 by admin under marketing.

個人的趣味です。ブログとは関係ありません。。

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Google Map APIのFreemium

Posted on 2009-5-20 by admin under IT, International, enterprize, marketing.

Google MapのAPIは2005年6月に公開されました。

GoogleMAPはAjaxを使ったリッチなUIを実現した
地図のWEBアプリケーションです。

APIとはアプリケーションプログラムインターフェイスの略で、
外部からのアプリケーション操作を許可するプログラムの出入り口です。

GoogleはMapのAPIを無償で公開し、
多くの人々にWEBマップアプリの標準システムを公開しました。

これにより、さまざまなサービスがGoogleマップ上で展開されています。

ホンダはこのGoogleマップを使ってカーナビの開発もしているとのことです。

今回、GoogleはMAPのAPIの有料版を提供しました。

無償版と機能は大差ありませんが、
有料版ではサポートと転送量の大容量化が付きます。

このように、基本的なインフラを無償で提供し、
ヘビーユーザーにはライセンス提供することを
「Freemium」といいます。

FreeとPremiumの造語です。

いまやインターネットにあふれる情報は、
このFreemiumをベースに考えられています。

かつてはマーケティングといえば、
ヘビーユーザーが割安に使えると言うのが特徴でしたが、
インターネットの世界はそれが逆転しており、
ローエンドユーザーほど無料で様々なサービスを使えます。

これはヒエラルキーのフラット化と、
主権が一般市民に移っていると言う意味で
大きな変化の潮流を感じます。

GoogleもしばらくこのFreemiumのビジネスモデルを
変えるつもりはなさそうです。

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既存体制に成り下がったソニーに明日はない。

Posted on 2009-4-28 by admin under Economics, IT, International, Japan, enterprize, marketing.

ソニーがiPodを追撃できないというブログに反響が大きかった。

ソニーに限らずこの問題は、現代の勝ち組、負け組の構図を
簡単に表せるので、深掘りしていきたい。

そもそも人類の成長とは「既成概念や既存体制」の破壊によって生まれてきた。

これは経済的成長だけではなく、文化的にも、政治的にもである。

時にはそれが暴力を伴っうものであったり、
あるいは話し合いで行われることであったり、
あるいは不慮の事故が原因であったりと、
理由は様々である。

しかし一様に考えられるのは、既存体制の王者がその座を降りたとき、
人類は成長を遂げているのだ。

ソニーは「歩いているときに音楽なんて聴かない」
なんていう既成概念を破壊した。

しかしその後のソニーは利益を得るために、
CDや音楽に関する市場の重要なポジションを特許や権利という形で独占し、
排他的な市場を築き上げた。

WinnyはP2Pという技術で音楽ファイルの交換を実現し、
ユーザーがもっているMP3ファイルを
ユーザー同士で交換させた。

音楽が無料になってはソニーはCDの特許料も入らなくなってしまうし、
さらにSME(ソニーミュージック)なんていう会社も清算しなければならなくなる。

しかし、社会を一つの器として考えると、
そこでソニーが得られたであろう利益は、
Winnyを使ったユーザーが持っていっただけである。

つまり、世界全体で音楽に関する厚生的なパイは一切変わらず、
利益がソニーや音楽関係者から、「ユーザー」に移動したに過ぎない。

GDPで見ると確かに減ってはいるように見えるが、
本来CDの購入に3000円のコストを掛けていたユーザーが
他のことに3000円を使えるようになるわけだから、
経済全体のGDPには影響しないのである。

つまり結論をいえば、現代の技術を持ってすれば
ソニーの音楽関係の利権は不要となり、
本質的には1円も利益を上げることは不可能なのである。

それを法的(著作権法)を盾にして既存体制を守ろうとするソニーは
すでにチャレンジャー(市場の破壊者)ではなく、
「既得権を守る者」になってしまったのである。

司法や行政はこのようにイノベーションを阻害する要因(ソニーの立ち位置)を
きっちりと取り払い、オープンで公正な市場を構築するよう
目を光らせていなければいけない。

また、企業は破壊的技術を「見て見ぬふり」をするのではなく、
積極的に理解し、その時代にあったビジネスモデルへと
変革する必要があるのである。

ソニーがCDの版権や音楽関係利権を手放さない限り、
ソニーが復活することはあり得ない。

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mixiアプリの挑戦:日本版でOpensocialは普及するか?

Posted on 2009-4-27 by admin under IT, International, Japan, marketing, venture.

mixiはGoogleが推し進めるOpenSocialに準じて、mixiアプリの仕様を公開した。

mixiは日本で最大規模のSNSだが、
これまでは中に閉じたクローズとのサービスとなっていた。

OpenSocialは業界内で共通のAPI仕様により
他のSNSとも連携してアプリケーションを作成することが出来る。

ユーザーは公開されたアプリを自分のサイトにインストールすることで、
SNSの利用形態を拡張することが出来る。

そもそもOpenSocialはFacebookというSNSが盛隆を誇った概念を
そのままGoogleが中心となってFacebook包囲網として考え出した仕様である。

背景にはFacebookがこれらのエコシステムによって莫大なユーザー数を誇り、
ネットサービスにおける最大級のプラットフォームになりかねない
というGoogleにとってのリスクをはらんでいるからだ。

Googleは得意の「Open」戦略で、自社方針の大義名分を保ちながら、
SNSの分野でもネットサービスにおける覇権を奪う作戦を立てている。

mixiはアプリの売上の8割を開発者にフィードバックするという、
破格の条件を提示した。

mixiはオープンAPIの力を借りてどこまで大きく成長できるだろうか。

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ソニー Walkmanには一生できない、iPod追撃の悲劇

Posted on 2009-4-26 by admin under Economics, IT, International, Japan, enterprize, marketing, venture.

ソニーが新型Walkmanを発表した。
対抗馬はなんと言ってもAppleのiPod。

iPodはシリコンオーディオプレイヤーの50%のシェアをもつマンモス商品だ。

Walkmanの新機種のXシリーズは、全面タッチパネルや
アイコン表示、Youtube動画閲覧や、無線LAN搭載、
さらにはネット閲覧、PodCastダウンロードもできるなど、
iPod以上に、iPhoneを意識した仕様になっている。

しかし、ソニーの最大のアピールポイントは「音質」だそうだ。
98%ものノイズをカットして高音質を実現できるという。

元来ソニーのウォークマンは
最先端デバイスとしてではなく、音楽を持ち歩くという
新しいライフスタイルを提案するための商品だった。

それがいつの間にか、他社のヒット商品を分析し、
自社が劣っている点を改善するという
いわゆる「サラリーマン型の商品企画」に陥ってしまった。

ここにソニーの自壊の原因が垣間見える。

本来、既存の体制をぶち壊し、業界のトレンドを一気に変えてしまうのが
ソニーの爆発力であり、潜在的な競争力ではなかったか?

いまやソニーはSME(ソニーミュージック)のコンテンツや、
BD(ブルーレイディスク)、CD(コンパクトディスク)の権利や版権、特許などを
高く売り続けるための「旧体制維持派」に下ってしまった。

ユーザーは既存の業界に縛られた音楽配信など興味がないし、
WinnyやWINMXでダウンロードした「違法だが無料」のコンテンツで満足してしまっている。

ソニーはそれを「見て見ぬふり」をしながら商品開発し、
旧体制を維持するための仕組み作りをいつまでも続けるつもりなのだろう。

ソニーは全てをオープンにして、エコシステムを構築できるだろうか?

新型PSPでは外部リソースを使ったコンテンツ配信もウワサされているが、
今のソニーにそこまでの爆発力や突破力は無いのではないか?

いつのまにかチャレンジャーの座にいられなくなったソニーに明日はない。

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iPhoneアプリ10億DLの衝撃:ケータイの延長線上に無いAppleのマーケティング力とは?

Posted on 2009-4-23 by admin under Economics, IT, International, marketing.

iPhoneアプリが10億ダウンロードを記録しようとしている。

AppleのKeynoteの発表によれば
全世界の80カ国でiPhoneは発売されていて、
累計販売台数は1700万台である。

またiPhoneの電話機能が無い、「iPod Touch」は
全世界で1300万台が売られている。
次世代iPhoneは6月に公開される見込みだ。

iPhoneには電話以外にGoogleマップや、Youtubeの閲覧など
様々な機能を有しているが、最もこのデバイスの魅力を上げているのは
後から追加できるアプリケーションの数々だ。
2008年6月より始まった、AppStoreでは
iPhone/ipodtouch専用のアプリケーションが
ボタン一つでダウンロードでき、即座にインストールされる。

これにより無限に機能を追加して、iPhone/ipodtouchの
機器としての魅力を高めることが出来るのだ。

そしてこのアプリ群はAppleが開発しているのではなく、
そのほとんどを一般企業や一般の開発者が作っているのである。

アプリには無料のものだけではなく、有料のものもある。
有料ソフトの収益の3割はAppleにいくが、7割は開発者に渡る。

最小金額は115円からとなっており、クレジットカードの取引手数料も要らなければ、
ホスティング費用もかからない。さらに収益は週次で支払われる。

ObjectiveーCという特殊な言語と、Macでの開発環境が必要であるが、
プログラマなら世界で3000万人向けに少額決済ができるモデルは
世界に現有するエコシステムの中でも最高峰の魅力を備える。

IT業界のトレンドはエコシステムの構築である。
自社でサービスの全てを用意するにはエネルギーも経営資源も莫大なものが必要になる。

そこでソフトウェアの仕様の一部を公開して、
第三者がアプリケーションの開発に参画できることを目的とするのがエコシステムである。

エコシステムは本来「生態系」という意味だが、
これにより、第三者から思わぬアイデアで、
爆発的なヒットとなるケースもまれではない。

調子づいたアップルは6月のiPhoneOS3.0へのアップデートにより、

  • 課金システムの多様化
  • APIの1000件の追加
  • 周辺機器との通信規格の策定
  • 100の新機能の盛り込み

と余念がない。

iPhoneは既存の携帯ビジネスの延長線上にはない。
パーソナルコンピューティングとテレフォニーの融合だけではなく、
周辺機器を持つことによって、全てのデバイスをコンピューティングするという
「ユビキタス」の社会を実現するための最先端のデバイスとなった。

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ネットブックに群がる企業:富士通・シャープは自壊の道を進むのか?

Posted on 2009-4-23 by admin under Asia, Economics, IT, International, Japan, enterprize, marketing.

5万円前後のミニノートをネットブックという。
台湾のマザーボード最大手のASUSが1昨年に市場を切り開き、
世界中で爆発的に売れた。

ここに来て、昨年にはNEC、東芝が参入、
さらにソニーはやや独自性のある内容で高めのラインナップで参入、
そしてこの夏の製品から、シャープと富士通が参入した。

中小のメーカーであるエプソン、オンキヨー、マウスなどは
すでにこの市場に参入しており、
シャープと富士通は、最も遅い組である。

元来、ノートPCの現代の市場を見事に開拓したのはソニーであった。
それまでの無骨なデザインに決別し、マグネシウム合金を使った
スタイリッシュで軽量のノートPCをVaioという名でリリースし、
「持ち歩きたくなるノートPC」ということで一世を風靡した。

しかしその後、ノートPCにパラダイムシフトは訪れず、
インテルとマイクロソフトが策定する規格に準じて
ひたすら高機能・高付加価値の製品開発をたどることとなった。

その背景にあるのは下記の2つの日本企業の独特の文化である。

(1)高付加価値にすれば、コストパフォーマンスは上がり、
ユーザーは価値に基づいた価格を払ってくれる。
企業が想定している「ユーザー」は常に今の機能や仕様に不満を持っており、
まだまだ改善の余地がある。
マーケティングに「足し算」はあっても「引き算」はない。

(2)日本人の高い給与を払うには、高付加価値の製品を作るしかない。
誰でも作れる安価なPCは収益が少なく、
日本人の給与を十分に払えない。

これらの独特の文化や価値観は世界ではガラパゴス(進化を忘れた孤島)
といわれ、特にIT業界に多い。
それを今回はASUSという台湾メーカーによって破壊され、
日本メーカーは、これまで守り続けていた
空虚なブランドで売っていかなければならない。
方や25万円のノートPCとどうやって5万円のノートPCを売り分けるのか

そこに20万円の差額を出す「理想のユーザー」は存在するのか?

本当に日本人だけで開発し、世界を知らずして
今後のさらに激化する競争にどうやって対応するのか?

最も遅く参入し、仕方なく参入した富士通とシャープは
日本PC産業の自壊の象徴である。

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最後は水平分業によって負ける構造

Posted on 2009-1-6 by admin under Economics, marketing.

日本の製造業はピンチである。
トヨタを初め、輸出型企業が総崩れ。
日本のモデルが完全に崩壊している。

日本のモデルはこうだ。
初期の著作権・知的財産権は米国に研究させ
素材から生産、組立、販売までのルールを一貫して作成する。

社内外に多くの資本関係と労働力を抱える構図により、
情報の連動性が高く、コミュニケーション統合が高いのだ。

開発・技術・生産・販売が一体となって事業を立ち上げるから
低コストと圧倒的スピードで産業構造がなりたつ。

また、日本人が親方日の丸についていけば心配ないという
家長父制度の延長線上にこのDNAがしみついているのだ。
だから大手家電メーカーなどは総合戦略で生き残ることが出来た。

また、社内の情報コミュニケーションスピードが速ければ
迅速に最先端IT技術を真似することが出来、
市場での付加価値が高いうちに事業を立ち上げられる。

欧米は株主利益尊重の風土が強いため、
「事業の選択と集中」に対して高度に傾斜している。

そのため新規ビジネスモデルを立ち上げるには
バリューチェーンにおける企業間でのコミュニケーションロスや
利害関係が多すぎてキャズムの壁を破れるほど低価格化が出来ない。

このようにして日本の垂直統合型産業は栄えていった。

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しかし、市場が立ち上がりキャズムの壁が壊されると、
市場規模が大きくなり専業メーカーが台頭するようになる。

その専業メーカーは自社の強みに選択と集中を行うため、
市場全体が水平分業化して
強い企業のみが生き残る構図になっていく。

その時総合電機メーカーの市場に対する
インパクトは実質なくなっているのだ。

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パソコン市場では、かつてIBM、日本ではNEC,富士通が
自社内にハードからソフトまでの設計部門を持ち、
一つのコンピューターを生産販売する過程を担っていた。

しかし、IBMがPCAT互換機をライセンシーした段階で、
普及が一気に進み、水平分業化した企業が台頭するようになってきた。

高度に規格化されたそれぞれの分野では
プロセッサ、MB、メモリ、チップセット、IF、HDD、OS、
さらにはアプリケーション、流通などの分野で専門企業が台頭し、
秀でた才能を遺憾なく発揮した。

その頃、NEC、富士通は自社の得意分野を見出せないまま
PC事業において衰退の一途をたどる運命となった。

それぞれのトップ企業である、
インテル、ASUS、サムスン、WD、マイクロソフト、アドビの6社の中では
サムスン、ASUSを除いて完成品PCを一台も生産していない。

自動車メーカーが日本で生き残っているのは
知識労働の集成型産業であり、膨大なコミュニケーションを
開発・生産・販売で低コストで実現する方法があるからである。

垂直統合型モデルがいまだに成立する事業モデルだからこそ
成り立つのである。

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ケータイ業界は既に水平分業の波が訪れている。

BBPはTI、OSはシンビアン(Nokia)、製造はEMSメーカー
あとはアプリケーションだけである。
ここにアップルとGoogle、Adobeが名乗りをあげている。

OS上に自社のプラットフォームをさらに構築してしまえば、
その上は個人が勝手に作れるようになるのだ。

魅力的なハードでユーザーを増やし、
アプリの販売チャネルを制覇しようとしているのがアップルであり、
ブラウザーで広告モデルをスキミング使用としているのがGoogleの戦略である。

どちらもダイナミックな発想である。

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福袋とパッケージ化、マーケティングの期待

Posted on 2008-12-30 by admin under marketing. Tags: ,

先日横浜のそごうデパートに行ったら、福袋の予告があった。

福袋とは年初に初売りをする小売店が不用品をセットにして
見かけ上商品を安くパッケージ化して売るものである。

最近では福袋自体の本質的な意味よりも、客寄せのためのパブリシティ目的としたものも見受けられる
・横浜ベイエリアクルーズ+フェアレディZ新車+ペアウォッチで、550万円
誰が買うのかと思うが、フェアレディの新車代としても何の価値も無い。
キャッチフレーズが、団塊世代を狙っているのか、いつまでも一緒にいてくれたあなたへの感謝の気持ち。だそうだ。

・婚活(結婚活動)福袋
こんなものまで福袋にするのは明らかにパブリシティ目当てである。
資生堂ビューティーサロンにてヘアカット+スーツ+お見合い写真
のセットだそうだ。抽選で1名に5万円で提供される。

このような雑多な本質的価値の無い福袋は、単純に買い手の理論ではなく売り手の理論で
商品が構成される。

しかしこのような福袋(上記2アイテムが代表ではないが)が毎年賑わいを見せる初売りの目玉となっている。

百貨店は過当競争と今回の大型不況によって収益の低下を余儀なくされているが、
このような福袋の出足は好調のようだ。

■サプライサイド側
不用品をまとめて売れる。(抱き合わせ販売ができる)
不用品にも脚光を浴びさせることができる。
サービスの本質的価値を推し量るマーケティング的要素がある。

■デマンドサイド側
不用品が含まれる可能性があるとはいえ、自分だけは間違った選択をしないという
行動経済学で言うr楽観的な発送と、福袋だから買わなければという衝動的要素が
福袋に手を伸ばさせる要因の一つである。

エモーショナルマーケティイングから言っても、何が入っているかわからないものを
買いに行くためにわざわざ行列を作ったり、あるいは遠出したりというのは、
人間の行動を正当化させるための良い手段になっている。
マーケティング的観点からしても、ものがあふれる現代においては
単純に人々はバリューのみではなく体験をもって購買を行うんだということを
如実にあらわしている。

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