アメリカの掃除機メーカーであるダイソンが、羽のない扇風機を開発した。
原理的な細かい話は割愛するが、基本的には小さな空気が巻き起こす気圧差を利用し、
モーターによる発生風量を増幅させて風を送る。
商品開発において、既存概念の否定は大きなイノベーションになる可能性を秘めている。
ゼロベースで思考し、また、既存商品を真っ向否定したアイデアを出すことで
魅力ある商品を開発することもある。
ダイソンは掃除機においても、紙パックを必要としない、高出力が持続する掃除機を開発して、
掃除機の既成概念を打ち破った。
同様に今回は扇風機で概念を打ち破ろうとしている。
マーケティングにおけるゼロベース思考は
ユーザー調査を何百回やっても出てこない。
開発者が本質を見極め、ユーザーの欲求本質を極めてこそ、
本当の商品開発となるのだ。
何十年も扇風機や掃除機の開発をやっていた人々は、
これを機に、これまでの思考方法を見直した方がよい。
仮説と検証、そして、既存商品の否定を繰り返し、
頭から汗をかくことこそ、商品開発の本質なのだ。
職務記述書に記載されたことをやってサラリーをもらうサラリーマンには
とうてい出来ない作業だと思う。

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