ダイソンの羽のない扇風機に見る、マーケティングの本質

Posted on 2009-10-19 by admin under Economics, International, Japan, enterprize, marketing.

アメリカの掃除機メーカーであるダイソンが、羽のない扇風機を開発した。

原理的な細かい話は割愛するが、基本的には小さな空気が巻き起こす気圧差を利用し、
モーターによる発生風量を増幅させて風を送る。

商品開発において、既存概念の否定は大きなイノベーションになる可能性を秘めている。

ゼロベースで思考し、また、既存商品を真っ向否定したアイデアを出すことで
魅力ある商品を開発することもある。

ダイソンは掃除機においても、紙パックを必要としない、高出力が持続する掃除機を開発して、
掃除機の既成概念を打ち破った。

同様に今回は扇風機で概念を打ち破ろうとしている。

マーケティングにおけるゼロベース思考は
ユーザー調査を何百回やっても出てこない。

開発者が本質を見極め、ユーザーの欲求本質を極めてこそ、
本当の商品開発となるのだ。

何十年も扇風機や掃除機の開発をやっていた人々は、
これを機に、これまでの思考方法を見直した方がよい。

仮説と検証、そして、既存商品の否定を繰り返し、
頭から汗をかくことこそ、商品開発の本質なのだ。

職務記述書に記載されたことをやってサラリーをもらうサラリーマンには
とうてい出来ない作業だと思う。

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Apple と Googleが破壊する電話業界

Posted on 2009-10-8 by admin under Economics, IT, International, enterprize.

AppleとGoogleの次の餌食になる業界はケータイ業界と決まった。

AT&Tは米国でApple・iPhoneのインストールソフトであるネット電話のSkypeを
3G回線上にて使用できることを許可した。

また、GoogleのG1を扱うT-mobileは、Appleがiphoneから閉め出した「GoogleVoice」を自社のネットワークでは制限しないと決定した。

これにより、AppleとGoogleは場外乱闘戦をケータイ業界のプラットフォームで実現することを目下の主戦場と決定した。

ケータイ各社はPCのインターネット環境の無料化と
自社がクローズドで囲っているネットワーク網を融合させないための
知恵比べに参加しなければならない。

しかし、消費者が無料になびく趨勢を止めることは不可能だ。

情報交換コストの無料化は歴史の運命的決定事項であり、
明確な未来結果である。

ケータイ業界が駆逐されるのも時間の問題である。

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円高が促す産業構造の転換

Posted on 2009-10-7 by admin under Economics, International, Japan, Politics, enterprize.

円高が進んでいる。
正確にはドル安が原因だ。

いずれにせよ、
製造業を中心とした
輸出型産業構造は崩壊の危機にある。

いま日本企業がやるべきことは、
知識資本型の製造業へと転換して、
高付加価値部分と低付加価値部分を
企業として切り分けることだ。

これまでの10年間は
事業としての取捨選択が経営テーマであったが、
これからの10年はバリューチェーンの中でのリストラクチャリングが求められる。

真に国内に残す付加価値と、
海外で構築する付加価値とを勘案し、
経営の未来を描くのが大切である。

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