ニーズ、代替性、ウォンツへの着目~実際のビジネスでの事例
ニーズ
代替性
ウォンツ
に着目して、それぞれの売り方の基本を書いた。
ではこれらをどうポジション付けて事業戦略に活かしていくか
実際の事例を見ながら確認していこう。
どうしようもない商品をいかに売るか?
がポイントである。
どうしようもない商品をマーケティングだけで売ることが出来たら、
大きな収獲である。
例えばホームページ制作をしている個人事業主がいたら
このサービスをどうやって売っていくだろうか?
売るということは、言い換えれば顧客を探すということである。
まず、ニーズ、代替性、ウォンツの3つの観点から
自分のHP制作サービスのポイントを絞っていく。
何より重要なのは常識である。
・その業界にどういうプレイヤーがいるのか。
・すでに世の中に提供されているものは何なのか。
・それらの価格水準はどうなのか?
などの情報だ。
顧客を探すにはどうすると良いだろうか?
ニーズ、代替性、ウォンツに照らし合わせるとこうなる。
ニーズ:まだHPを持っていない、あるいは切替の必要性がある客
代替性:既にHPを持っているが、維持費を安くしたい、
あるいは競合他社の優れたHPにヤキモキしている客
ウォンツ:今のHPでとりあえず満足しているが、なんかもう一歩欲しいと思って
いる客
そしてそれぞれの想定客に対して、自社の特徴を当てはめていく。
このとき、価格だけを売りにしてはいけない。
価格以外の訴求点がないと、競合の値下げにあって
価格競争になるだけだからだ。
ニーズ:
まだHPを持っていない客に対しては、
自社の作例と実績を見せていくだけだ。
また、すぐにでも欲しいという可能性があるので、
暫定でもHPを2日以内に制作するなどして、
即時性をアピールする必要がある。
また、ホームページが無いことの経営上の
リスクをPRすることを忘れてはいけない。
そして何よりもそのような客を探す(見つけ出す)ほうが重要である。
代替性:
既にHPを持っている想定客に対しては、
自社の優位性をアピールする必要がある。
そして現状の不満の本質は何なのかを理解する必要がある。
自分で更新できない、アクセス数が伸びない、
客導線がメチャクチャだ、検索で上位に来ない、
デザインがイマイチ、サポートが悪い、
HPをどうしていいか分からない、、、
などの欲求があったとすると、
例えば、簡単に更新できること、よりアクセスが伸びること、
客導線がしっかりしていること、検索で上位にきやすいこと、
デザインが優れていること、サポートがしっかりしていること、
ホームページの方向性提案などが挙げられる。
これらの提案で受け入れられたものに対してPRをしていく方法がいいだろう。
例えばCMSで簡単に更新できることを特徴として打ち出す。
SEOに強い設計にしてアクセス数を伸ばせることを打ち出す。
検索連動広告の支援もしてサポート力が高いことを打ち出す。
など、一つホームページを売るにしてもその切り口は様々なものが考えられる。
キャッチフレーズには「これまでよりも、、、」が重要である。
無論その効果を定量的に提示できることに越したことはない。
定量がムリなら、視覚的に明示することだ。
人間というものは、見えないものは信じない。
継続接触という方法も有効である。
既にHPを持っているが、当面切り替える予定がないような客の場合は、
継続的に自社の情報を提供しておき、記憶にとどめてもらう作戦である。
ウォンツ:
さて、ニーズも代替性もない顧客に売るのがウォンツである。
ウォンツは二次機能への着眼である。
ホームページの二次機能とは何なのか。
先ほどの代替性とほぼ同じ事が言えるかもしれない。
問題は、その必要性を客が認識していないことだ。
まさか自分のHPのデザインが悪いとは思っていない。
あるいは自社のHPがアクセス数が少ないとは思っていない。
客導線が悪いとか、配色が悪いとかそういうことを思ったことがない。
そこで有効なのが、2ステップマーケティングである。
例えば、既存のHPを診断してあげる。そうすることで客は問題点に気づく。
あるいは新しいものが欲しいと感じる。
これにより、代替性やニーズのほうにシフトしていき売りやすくなるのである。
